
今年は美しいスイスの山での営みを題材にしました。
スイスの山の高低移動による牧畜の歴史(アルプ)は古く、重要な観光資源でもあります。
環境負荷的にも昨今畜産は議論にさらされがちですが、
重労働で困難なため外国人労働者に頼ったり、価格競争などもあり産業として維持するのは大変なようです。
山を荒らさないためにも スイス政府は、資金援助しながら伝統を守っています。
ブラウンスイスという牛はとても愛らしく、舎飼いによる穀物育成とは違い自然の牧草を食べて育ちます。
ここからとれた乳のチーズが特に重要な製品になり、人へのめぐみとなります。
今年は美しいスイスの山での営みを題材に
牛を描こうと思いました。
人間はいままで家畜と共存し、
利用ながら暮らしてきました。
牛の生育環境も効率重視と聞きおよぶと辛く、
また環境へのガスの影響から牛そのものを
疎外しようという国際世論、放牧を法で制限する
動きなどとさまざまな課題にさらされています。
スイスの山の高低移動による牧畜の歴史(アルプ)は
古く、独特で、重要な観光資源でもあります。
平地の少ないスイスは開墾した山に木が茂らないよう、
牧草地を保つ必要があり、
牛は夏は高地の山に放牧されます。
秋には山を降り祭りには花飾りをつけて
パレードに参加するのです。
スイス・ブラウン種の牛はとても愛らしく、
舎飼いによる穀物育成とは違い自然の牧草を食べて育ちます。
アルプスチーズの年間生産量は約4千トン。
ここからとれた良質な乳のチーズが特に重要な製品になり、
人へのめぐみとなります。
環境負荷的にも昨今畜産は議論にさらされがちですが、
重労働で困難なため外国人労働者に頼ったり、
価格競争などもあり産業として維持するのは
実は大変なようです。
それでも山を荒らさないためにも スイス政府は、
資金援助しながら伝統を守っています。
毎年夏の初めにおよそ27万頭の牛が谷あいの農場から
山の牧草地へと行進し、初秋には同じ道を下っていきます。
もっともハードな山では2000メートルも登ります。
あまりにも険しい山から降りられない牛をヘリコプター
で運ぶというニュースを見たかたも多いのでは?
スイスも世論に負けないよう、必死なのでしょうか。