小説すばる 挿絵「錫蘭山の仏歯」 小前亮
2013年 03月 29日
小前亮 さんの作品「錫蘭山の仏歯」
これが歴史物で、セイロン島1400年頃の王族の内乱で、王になり損なった男を描いたお話で、私にとってはテーマも難しく、調べることに時間をつかわざるを得ませんでしたが、ありがたいインターネットのおかげでなんとか乗り切れました。熱帯の空気感、文化、そしてもう一人重要な登場人物であるこの時期歴史に残る明の大人物など、象徴的にえがきました。
火急のご依頼で、仕上げまでわずかしかありませんでしたが、念願の小説すばるの挿絵のお仕事ということで
喜んでお請けしました。編集者の方にも幸い作者の小前亮 さんにもOKいただけたとのこと。ほっといたしました。
2色の作品も大変ですが、文芸向け、しかもモノクロということで、想像の余地がある絵、画面のコントラストに注意してまとめました。昨年製作した源氏物語カバー作品のタッチで描きました。(どうぞ見比べてみてくださいね)
by mayuminillustnote
| 2013-03-29 06:43
| 文芸 挿絵
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