宇野亜喜良展で

出会ってしまいました、、。
カトリーヌドヌーブとアリス。

友人にすすめられて、宇野さんの立体作品展(ギャラリー360)へ。
宇野さんの絵は非常に画力がありつつ、でもじつにイラストレーションであり、
鋭利な死の匂いやエロティックな味が常に伴っている気がして、
わたしにとってはとても好きなんだけど、少し危険な香りのする物と感じていました。
いや、いつかは引き寄せられる運命だったのかも。立体と聞いて、とても見たくなってしまったのです。

小さな作品ながら、実にみごとに、宇野さんの人物がそこにありました。
昨今曖昧な人の表現が多いけど、やはり立体でここまで起こす事の出来る力量っていうのは、やはりすごいなあとおもいました。シンプルなテーマにちなんだ女性像が20体、そのどれもがほとんど売約済みだったのです。 おや、、端から見ていた作品の最期の方に、その子は待っていました。『アリスと猫』 
少女の顔はまだ未完成であるかのような、そして猫の方は洒脱な線で顔が描き出されています。



今回であった作品のうちもう一つはカトリーヌドヌーブのドローイング。
2002年のシネマ作品展での秘蔵作品を特別にライブ制作の日のために取り出されたもの。
『昼顔』ワンシーンを描いたものです。
ここには美しい対象にたいして、真摯に向き合う筆致があります。
宇野さんらしい、丹念な下地作りで、クラックの味わいもすばらしい。

http://blogs.yahoo.co.jp/yazaanemone/26592476.html
宇野亜喜良展で_f0172313_0292284.jpg
http://ameblo.jp/zoestyles/entry-10522610145.html
くしくもこの前日宇野亜喜良さんが. 2010年春の叙勲にて. 旭日小綬章を受章されました。
宇野亜喜良先生 旭日小綬章を受章 先生の叙勲は1999年の紫綬褒章に続く栄誉です うれしいですね.

http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:B9F8oziXpgYJ:www.yomiuri.co.jp/national/news/20100429-OYT1T00179.htm%3Ffrom%3Dy10+%E5%AE%87%E9%87%8E%E4%BA%9C%E5%96%9C%E8%89%AF%E3%80%80%E5%8F%99%E5%8B%B2%E3%80%80%E6%97%AD%E6%97%A5%E5%B0%8F%E7%B6%AC%E7%AB%A0&cd=5&hl=ja&ct=clnk

by mayuminillustnote | 2010-10-10 00:17 | 拝見 作品展 アトリエ | Comments(0)

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