『Chocolat』


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『Chocolat』

2008 /6 French Cinema Poster exhibition
フレンチ・シネマ・オリジナルポスター展




わたしにとってのこの映画の最大の魅力は、色。
フランスのもつおしゃれで、複雑な色の世界が全体をとおして象徴的なブルーの画面にとじこめられています。ブルーニュイとボルドー。一遍の絵本のように作り上げられた青い空気の中で、ボルドーのドレスとジュリエットビノシュの白い肌が光ります。
年月の醸し出す深みという点では減点する人もいらっしゃるようですが、実はハリウッド映画なのですね。
でも、それだけに客観的に見てフランスの魅力がきゅっと凝縮されているとも思えるのです。

夜の世界からふわりとしのびこんでくるような、印象的なオープニングの曲はとてもすばらしい。これからなにがはじまるのかとわくわくさせてくれる上、ミステリアスなトーンを全体に醸し出しています。
ジョニーデップが実はギターの名手で演奏を吹き替えなしでやってのけたというのも見逃せないポイントです。
民族系に通じるスパニッシュギターがもともと大好きなので、このサントラはかなりポイント高いです。

大好きなシーンはやはりショコラティエの店内でのシーン。ここは街の中やおばあちゃんのガーデンランチといった他の映画にも出てくるようなスタンダードな情景と違って、たった一つのお店です。すてきな装飾やかわいらしいチョコレートの数々に胸がおどります。
お話は まずはハッピーエンドなので、ほっと安心、母娘の心のトラウマを背景にした物語のプロットがさらに良く描かれればよかったな。


by mayuminillustnote | 2009-03-10 01:26 | フェミニンオリジナル作品 | Comments(0)